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DX発想ができるSEの育て方!

どれだけ技術が進歩し、新たなサービスが生まれても企業はデジタルを活用して既存のビジネスを変革したり、新規ビジネスを創出し続けることが求められています。

特に近年はDXという言葉を知らない人はいないほどにDXから受けた恩恵は計り知れないものになっていますね。

そこで今回はDXでビジネスに変革を起こすためにはなぜDX発想ができるSEの存在が重要になるのか、そして育て方についてご説明します。

ぜひ参考にしてみてください。

そもそもDXとは?

そんな知ってて当たり前になりつつあるDXですが、改めて DXと聞くと頭では何となく理解してても言葉で説明はできないなんて人はたくさんいるのではないでしょうか。

DXの定義

そんなDXは様々な表現で定義づけられていますが、単なるデジタル化(システム導入やデバイス活用)ではありません。

まずは言葉の意味から説明します。
DXはトランスフォーメーションの略で、人々の生活を進化していくデジタル技術を活用してより良いものへと変革していくということです。

そんなDXは前述したデジタル化とは似ているようで少し異なります。
アナログ情報や何らかのプロセス全体をデジタルツールを導入することで効率化していくことをデジタル化といいます。
そしてその結果、企業などの取り組みの枠組みを超えて社会全体にまで行き届く影響を生み出すのがDXこと、デジタルトランスフォーメーションというわけです。

実際のDX例

では実際に成功したとされるDXの例をご紹介します。

動画配信サービスを展開しているNetflixは元々は映画や音楽等のDVDやCDを郵送するサービスを行なっていました。
しかし動画配信という独自のプラットフォームの構築に成功し、自宅でアニメやドラマだけではなく映画も見るという新たなビジネスモデルを生み出しました。
また、最近はコロナ禍の影響でおうち時間も増えさらに利用者が増えたり、Netflix限定配信のドラマや映画も増えさらにパワーアップしています。

国内のサービスではメルカリがDXで成功した例といえるでしょう。
ネットオークションとも異なり、フリマアプリとして地位を確立しているメルカリは、スマートフォンの普及でパソコン上だけでは制限されていたものをいつでもどこでも手軽にフリマに出品、購入ができるようにしました。
セキュリティ面に関しても匿名発送や宛名不要でコンビニからも発送できるようにするなど現代の時間がなく忙しい人でも簡単に送ることができます。
そして最近ではメルカリでの売上金をコンビニや薬局などの加入店で使用できるようになりました。
残高の確認やチャージ、お金の送金や受け取りや寄付を行うなどもはや当初のフリマの域を超えたアプリへと成長しています。

DXの未来

このままさらにDXの技術が進歩するとどんな世の中になるのでしょうか。

例えばIoTとAIを活用して家の前に自分の行き先を設定し読み込んでいる自動運転の車を待機させることもできるかもしれません。

工場でもロボットが作業し、今まで人間しかできないとされていた部分の作業もできるようになっている可能性があります。

そして自宅にはAIが設置され家電の起動だけではなく住んでいる人の食生活など把握し健康管理を行ったりさらには風邪を引いたら病院にわざわざ出向かず、VRカメラ使用してオンラインでの診察ができるようになっているかもしれませんね。

DXでビジネスの変革を起こすには!

すでにたくさんのDX関連の商品やサービスは存在している中で新たにビジネスの変革を起こすようなアイデアを思いつくのはなかなか難しいと感じる方がいるかもしれません。

アイデア出しに行き詰まっている方はぜひこちらの関連記事もぜひ参考にしてみてください。

関連記事:ビジネスアイデアやDXアイデア発想法!

システム会社に依頼は間違い?

ではDXアイデアを思いつきそれを実際に形にするにはどのようにすればいいのでしょうか。
多くの方がまず、システムに関することだからということでシステム会社に依頼することを考えると思います。
しかし、システム会社に依頼するのはもしかしたら間違いかもしれません。
厳密にいうと、「御用聞きシステム会社」への依頼です。
なぜなら御用聞きシステム会社では、どこまでいってもDX発想はできません。
ただのデジタル化するためのアイデアしか提案してくれず、デジタル化の未来がDXではありません。

システムエンジニアに学習させろ!

それではビジネス変革ができるようなDXを形にするにはどのようにすればいいのでしょうか。
それは実際にシステムを構築するシステムエンジニアにもビジネスの勉強をさせることです。
従来のシステムエンジニアは単にその名の通りシステムを構築することが仕事でそれだけに集中していました。
また多くのシステムエンジニアはビジネスに弱いため、まず自分の報酬がどこから捻出されているのかもわからないまま、規定のSEなら人月80万円、上級SEなら人月120万円というような雑な計算をしてしまいます。
月額80万円のSEと月額85万円のSEの違いの根拠などほとんどないのです。

しかし本当のDXをデジタルによるビジネスの変革と定義するならば、システムエンジニアがDX発想をしてもらう必要があります。
そしてそのためにはただDXについての知識を頭に入れるという簡単なことではなく、ビジネス側面による知識の吸収が必要になるのです。

ビジネスにも強いシステムエンジニアに育てるには!

とはいえ、まずはエンジニアである以上、技術力はいつでも求められます。
クライアントもエンジニアにITやシステムで問題の解決やサービスの構築を期待しているからです。
しかしシステムエンジニアとしての技術力を極めるだけでは不況の際には淘汰される可能性があります。
前述したようにシステムエンジニアとしての技術力プラスαとしてビジネス力が必要になっているというわけです。

それでは実際にビジネスに強いシステムエンジニアを育て上げる方法とは一体何なのでしょうか。
1つ目はコミュニケーション力を鍛えるということです。
エンジニアはモノを作る側だからコミュニケーションをする必要がないと思っていませんか。
むしろその逆でモノ作りをするからこそクライアントとのコミュニケーションは大切です。
クライアントがシステムでどのようなサービスを形にしたいのかをコミュニケーションを通して知る必要があります。

例えば、エンジニアなら知っていて当然の最近のトレンドに沿った提案ばかりしていてもクライアントが満足いくとは限りません。
本当に欲しいと思っているものを会話の中で見つけて別の提案をするということが結果的にクライアントの満足度を高め、次の仕事にも繋がるかもしれませんね。

2つ目は意外かもしれませんが、資格の取得です。
例えば、簿記などの資格取得のために勉強すれば自ずと企業活動の一通りの基本知識を身につけることができます。
そしてそのおかげでお金やモノ、そして企業の業務の流れをある程度把握できるようになります。
エンジニアにはあまり関係がないように思いますが、業務改善のシステムを構築する際などクライアントの使用する言葉を理解できなければ作業に支障をきたします。
一般的な知識と思って空き時間に取り組んでみるのがいいでしょう。

3つ目は文章構成力です。
クライアントに提案する際などエンジニアは出番があまり多くないかもしれません。
プレゼンテーションの得意な営業の仕事だったりもしますが、できることならシステムやITの知識や技術が頭の中にあるエンジニアが説明した方が相手に分かりやすく、そして期待できる効果なども詳細に説明ができます。
しかしもちろん専門用語ばかりではクライアントに完璧に伝わらない可能性もあるので、分かりやすく簡潔に論理的に伝えられる能力を身につける必要があります。
簡単そうに思えますが意外と相手に分かりやすい文を書いたり話をしたりというのは難しいのではないでしょうか。
これも少し練習するだけで格段に上手になるので取り組んで損はないです。

このように、システム構築しかできなかったシステムエンジニアもビジネスの側面から考えた提案や改善をすることができるようになれば仕事の幅が広がります。
そしてビジネスエンジニアとして何年先にも必要とされる人材になるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか。

今回はDXに関して実際の成功事例やDXの未来、そしてDXで変革を起こすにはビジネスに強いシステムエンジニアの存在が重要だということをお話ししました。
そしてDX発想ができるSEになるために、DXに関する知識だけでは不十分だということがわかりましたね。

ぜひこの記事を参考に、DXで日常を変えるような商品やサービスのアイデアを思いついたら、それを形にしてくれるビジネススキルのあるシステムエンジニアを選定してください。