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プロジェクトの遅延対策に人海戦術は危険です

システムの構築は「人月」という単位で押しはかられることが多くあります。
1人月とは、1人が1ヶ月稼働(プログラミングや設計など)することを指しますので、例えば3人が6ヶ月かけてシステムの開発を行えば18人月と表現します。しかし、極端に表現すると1ヶ月に18人が稼働しても18人月になってしまいます。


実はここに落とし穴があります。
数字で表現すれば同じ18人月ですが、なんとなく18人がかりで1ヶ月で何かを作るには無理があると思いませんか?
この数字で見えないことを采配しないといけない難しさがプロジェクトマネージャーにはあります。プロジェクトが炎上する理由はさまざまですが、ほとんどはやはりプロジェクトマネージャーの判断であることが多いようです。

炎上とは、WBS(Work Breakdown Structure)通りにプログラムの設計や開発の上流工程が進まず、後の工程スケジュールにシワ寄せがきてしまうことです。計画通りに進まない理由は、たとえば優秀なSEがプロジェクトに参画しているにもかかわらず、足並みが揃わないであったり、1人だけが難しいプログラムを書いてしまったり、プログラムへのこだわりが原因で時間がかかっているなど、一概に「優秀なSE」なら大丈夫というわけではありません。

そこで、プロジェクトの立て直しには、まずプロジェクトマネージャーがしっかりと見えない事象を把握する必要があります。プロジェクトマネージャーが「スキル」「技術力」という数値化して測れないことを雰囲気でジャッジしてしまうほど危険なものはありません。

実はキャリアがそこそこあれば、システム開発がまったくできないということはありません。プログラムもこだわり抜けば青天井ですから、ある程度のキャリアがある人が中心に1人いれば、プロジェクトの立て直しはうまく進みます。技術ではない面をプロジェクトマネージャーがサポートします。

日本ではSEからプロジェクトマネージャーになった人が多いので、どうしても職人肌でSE側にバイアスのかかった判断をしがちです。優秀なSEがいないから、プロジェクトを進行するのが難しい。立て直しが難しい、という結果を招いてしまいます。

エンジニア不足をCOMTORで解決する方法

プロジェクトの立て直しに単なる人海戦術が危険であることはなんとなくわかりました。しかし、遅延している開発を進めるなら、やはり人員が必要になります。ベトナムなどの優秀で豊富な若手IT人材を活用するという方法で解決している会社も少なくありません。よく聞くオフショア開発ですが、日本語が話せないとできない、コミュニケーションが心配、などの声をよく聞きます。


そこで、日本語がわかるSE、いわゆるBrSE(ブリッジSE)を探すことになりますが、これもなかなか希少な人材で見つけにくいでしょう。そこで、活躍するのがCOMTORです。COMTORは、ITのことがわかるトランスレーター(翻訳者)のことです。COMTORを活用してSE人員を強化するという方法があります。

1人のCOMTORを迎え入れることができれば、一気に十数人のSEを動かすことができるようになります。SEやプログラマーは日本語がわからなくてもいいのです。穴だらけの設計書を渡して、目的なく作られるシステムと、開発する機能の目的やゴールを現地の言葉で伝えながら作られるシステムを比較すれば、後者のほうが成功の確率が高くなることがわかると思います。無機質に日本人が作った設計書を、製造(プログラミング)部分だけオフショア開発することでコストを抑えようという目的がそもそも失敗の火種になります。オフショア開発といっても相手は人間です。無理なスケジュールを押し付けたところでうまくいくことはありません。やはり、中途半端なドキュメントよりも開発者との対話ができたほうがプロジェクト全体としてうまくいくでしょう。


プロジェクトが炎上していても、どういった原因で炎上していて、どのようか解決策を求めているのか、COMTORを通して現地の技術者へコンタクトすることで、立て直しもはるかにうまく進みます。希少なブリッジSEには技術に特化したパフォーマンスの高い活躍を期待し、プロジェクトマネージャーはCOMTORをいつでも話せるポジションに置いておき、タイムラグなく多くの開発者の陣頭指揮を取るという体制を作るのも、立て直すための一つの手です。

まとめ

少子高齢化の現代では国内でいわゆる優秀なSEを集めるのは困難です。人海戦術と称してSEをたくさん集めることでは、炎上を解決することも立て直しもできません。SEも集まらない状況において、COMTOR活用は将来のプロジェクト成功の要となるかもしれないですね。

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