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ADXマガジン 2021/10/18号

IT戦略担当者のために、DXに関わる情報をお伝えするADXマガジン

【ペーパーレス】ペーパーレス化における利便性と気をつけるべきポイント

ペーパーロジック株式会社が2021年1月15日に行った意識調査によると、2020年度にペーパーレス推進に取り組んだ企業は「75.7%」でした。2020年度に「あまり行っていない」「一切行っていない」と回答した企業の中でも「34.8%」が2021年度の予算配分を検討していると回答しています。このことから、企業のペーパーレス化は進んでいると言えるでしょう。

業務効率化ツールとしては、経理・営業管理、勤怠管理、電子契約ツールなどがあります。いずれも電子化することで一元管理ができる上に、オフィス外からでも作業が可能になります。また、口座や給与システムと連携することで、クラウド上で全ての事務作業が完結します。

業務をクラウド化することで作業場所を選ばなくなり、在宅勤務など様々な働き方の実現が可能です。ただし、オフィス外からでも社内の電子文書にアクセスできるということは、情報漏洩のリクスも出てきます。仕組みやルールによる対策も必要ですが、定期的なセキュリティ講義を開いて社員一人ひとりの意識改革を行っていくことも大切です。

【SNSマーケティング】SNS時代のマーケティング手法「5A」とは

トランスコスモス株式会社は、100%子会社である中国の上海特思尓大宇宙商務咨詢有限公司と連携して、オムロンヘルスケア(中国)にCX診断サービス「5A Loyalty 診断」の提供を開始しました。

「5A」とは、書籍『コトラーのマーケティング4.0』で提唱されている新たなマーケティング概念です。デジタル社会における“AIDMA”に変わるカスタマージャーニーとして再定義されています。

  1. 認知(Aware):商品・サービスを知る
  2. 訴求(Appeal):商品を識別・記憶する
  3. 調査(Ask):評価や口コミを調査する
  4. 行動(Action):商品・サービスの購入・申し込み
  5. 奨励(Advocate):他者へ勧める

コトラー教授は、ソーシャルメディアの出現によって「接続性(つながり)の時代」に突入していることを指摘しています。企業側は顧客に調べてもらい、顧客から口コミしてもらう努力が必要です。コトラー教授は顧客が「訴求」から「調査」へ進まないのは、顧客の「好奇心」が低いからであり、「行動」から「奨励」へ進まないのは、顧客の「親近度」が低いからだとしています。

親密度を高めて口コミしてもらうには、スマホアプリなどを使ってデジタルな顧客経験で好奇心を高めてブランドを調べてもらうことなどが重要です。

【セキュリティ】Google Chromeにゼロデイ脆弱性

GoogleがChromeのゼロデイ脆弱性に対応しました。ゼロデイ脆弱性とは、情報セキュリティにおいて、セキュリティホールが発見された日から、その脆弱性を解消するための対処方法が確立される日までの期間のことであり、その期間における脆弱性のことをさします。

Googleも積極的にアップデートを促しており、まだアップデートしていない方は早急にアップデートしましょう。セキュリティの問題は年々深刻化しており、今後、DXやIoTが進むにつれて、セキュリティ問題が複雑になっていきそうです。

もちろん、大企業だけでなく、中小企業や個人商店なども対策が必要になってきますので、日頃から最新情報を知っておきたいところです。

効率的なシステム開発や、あらゆる技術を利用したDX化はアタラキシアディーエックス株式会社までご相談ください!