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DX発想のフレームワーク:上手にAIを使う

会議中などアイデアを出すことに行き詰まったことがありませんか。
他にも新規事業を立ち上げる際やビジネスに関するアイデア、さらにはDXのためのアイデアなどどう考えたらいいか悩む人もいるかと思います。また世の中にはすでにたくさんのアイデアからなるサービス、商品が存在します。そのため新しくアイデアを考えるのはどんどん難しくなっているように感じるかもしれません。そこで今回は、ビジネスアイデアやDXアイデアの発想法について、考え方や実際に活用できるフレームワーク、そしていいアイデアが見つかった後のどう行動に移すかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ビジネスアイデアの考え方

ではどのようにビジネスにつながるアイデアを考えればいいのでしょうか。実は難しく考えすぎなくてもアイデア発見に簡単に取り組むことができる方法をご紹介します。

成功事例から学ぶ

一つ目の方法は、実際にビジネスとして成功した事例からアイデアを見つけるやり方です。
そしてその成功事例に独自のアイデアを追加すすると新しいアイデアを見つけることができるかもしれません。

例えば、アメリカで普及したショッピングモールに目をつけた楽天は、そのショッピングモールをベースに日本人向けにアレンジしたのが楽天市場です。楽天市場は わざわざ店舗にいくために外出することなくいつでもどこでも買い物ができ、自宅までの配送サービスも受けることができます。このサービスを通して楽天市場は消費者に買い物の手軽さを伝えることを実現しました。

システム開発を忘れる

2つ目のビジネスアイデアの考え方として「頭からシステム開発のことを忘れる」というやり方があります。
一見おかしな提案かもしれません。なぜなら何度かアイデアを考えたことがある人は、そのアイデアを考えると同時に例えばそれを実現するためのシステム開発ができるかできないかを同時に考えるのではないでしょうか。

確かにシステム面で実現できなかったらアイデアそのものの意味も無くなってしまうかもしれませんが、システム開発のことばかり考えていたらアイデアが浮かびにくくなってしまいます。また、システムエンジニアの特性に失敗できないから、やろうと思えばできますが、お金がかかります。という保険をかけてしまうがゆえにビジネスが頓挫してしまうことがあります。そこでシステム面でどうしてもビジネスアイデアに制限がかかってしまう人向けにまずシステム開発を忘れて、ビジネスモデルを構築するのはどうでしょうか。

  • 身近なことから考える
    例えばまずは得意なことや好きなことに、チャレンジしたいことは何か。そして困っていることやあったらいいなと思うことなど、意外と身近なアイデアが現実的なビシネスにつながるかもしれません。
  • ブルーオーシャンに進出する
    ブルーオーシャンとは一言で言うと競争相手のいない未開拓市場のことです。ブルーオーシャンの領域に進出すると低コストで競合他社との差別化をはかることができます。しかし需要と供給がつり合わずにビジネスが頓挫するという可能性も十分に視野に入れながら取り組むことをおすすめします。
  • 既存のビジネスを見直す
    3つ目のビジネスの考え方は既存のビジネスを見直すというやり方です。
    例えばすでに成功しているビジネスをベースに改善という形で取り組と、 課題が設定しやすく新たなアイデアも見つかりやすいです。さらに、組み合わされているビジネスの見直しや改善・補完・追加などを通して新しい組み合わせが見つかるかもしれません。

    また、全く違う領域で展開されているサービスを組み合わせてアイデアを考えることも可能です。
    これはマッシュアップと呼ばれ、革新的なアイデアが生まれる場合もあります。

    他にも既存のビジネスでも痒いところに手が届かないということがあります。
    この例として、日本でも利用されているスナップチャットというSNSアプリはSNS業界で初めてメッセージの消去機能を提案し多くの若者から受け入れられました。このようになアイデアに手を加えることで新たな「当たり前」をうむきっかけになるかもしれませんね。

ビジネスアイデア発見のアドバイス

現在の市場規模が小さいところを狙うという柵があります。そして今後の成長性が高い部分を見つけることができたらなおいいです。少し難しいかもしれませんが、注目すべき領域は実は「成長性が高いが他社が気づいていないところ」というわけですね。

アイデア発想法に便利な3つのフレームワーク

次にアイデアを考えるときにより実践的に活用できるフレームワークをいくつかご紹介します。これらのフレームワークとchatGPTなどを活用すれば短時間で豊富なアイデアをアウトプットできるでしょう。

ブレインストリーミング(AIとの対話で可能!)

ブレインストリーミングは10人以下のグループや個人で行う発想法で、アイデアを出し合いアイデアの発想の整理をすることも目的としています。
個人だけでは浮かばないアイデアなど複数人が行うことで複数の視点から考えることができます。

そんなブレインストリーミングは決まったルールはなく自由に行うことができますが、ユニークで新しいアイデアをメインでアイデアの組み合わせ等行うとよりブレインストリーミングを行う意義があるといえるでしょう。
また、限られた時間内で行う場合は質より量を重視し、あくまで自由な発言を重視するやり方であるためアイデアの否定や判断、そして結論づけないようにしましょう。

シナリオグラフ(AIがランダムに考えてくれます!)

誰が・いつ・どこで・何をするというシナリオをランダムで作成しアイデアを生み出していく方法をシナリオグラフといいます。最初からある程度の条件が与えられているため例えばブレインストリーミングのようにアイデアを0から考え出す必要がないのが特徴です。
何についてのアイデアを出すかのテーマを設定し、そのテーマに関連性が低いとされる人をターゲットにすることもできます。意外とそういうときに思わぬアイデアが生まれることもありかもしれませんね。

このシナリオグラフは製品やサービス、コンセプトを考えるときだけではなく既存のものを改良する際にも活用することができ、発想のマンネリ化の際に特に効果を発揮することができます。

マンダラート法(AIがチャートまでまとめてくれます!)

こちらの発想法は9つのマスを埋めてアイデアを出していくやり方です。
全てのマスを埋めることを必須とし強制的に一定数のアイデアを検討します。

具体的なやり方は、9つのマスの真ん中にテーマを書き込んで、その周辺にテーマに沿ったアイデアを書き出していきます。この発想法は特に簡単に取り組むことができるのが便利な点で、強制的にアイデアを生み出すということでアイデアの量も増えます。また、9つの中から選んだテーマを再度真ん中に書き込みもう一度同じ作業をすることでアイデアのプラッシュアップも行えます。

アイデア発見の後は?

さあ、自由にビジネスアイデアやDXアイデアを発想したあとは、それを上手にゴールまで進めていくためのITコンサルタントが必要です。資料しか作らないITコンサルでは解決できませんよね。どのように最終形態までステップを踏んでいくのか。予算やリスクをともにすり合わせながら進めるというのが一番いい方法です。

まとめ

いかがでしたか。
今回は、ビジネスアイデアやDXアイデアの発想法に関して考え方から、発見後のアドバイス、そして実際に活用できるフレームワークのご紹介をしました。

「アイデアを出す」という作業に苦手意識を持っている方はもしかしたら1つ1つのアイデアの質や実現可能性も同時に考えて思い付かない・・・となっているかもしれません。
しかし意外とアイデア出しには関連したものから考えていったり、一旦システムのことを忘れて発想してみたりと難しく考えずにできるということがわかったのではないでしょうか。

また、アイデア出しすぎてもう出ない・・・と悩んでいる人も身の回りから考えたりそういう時にこそぜひフレームワークを活用してみてください。

アタラキシアDXではアイデアを発送できるSEチームがシステム開発を通してDXを実現します。また多様な業種業態のDX対応実績があるので、ぜひ相談してみてください。専門知識の持つエンジニアがモバイル・ビックデータ・インターネット・センサー・AIなどのテクノロジーとローコード開発やオフショア開発などテクニックと組み合わせたビジネスアイデアやDXアイデアの提案の手助けもします。