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費用を抑えつつアプリを魅力的にデザインするテクニック

アプリ開発を依頼する際、何といっても費用がかかる項目としてアプリのUIデザインが挙げられます。アプリのデザインは開発するうえでも非常に重要な要素であり、デザイン次第でアプリの良し悪しが決まると言ってもいいでしょう。今回はアプリ制作会社やシステム会社が見積るデザインの費用の相場がどのように決まっているのか、少しでも費用を安く抑える方法について解説していきます。

アプリのデザイン費は何が影響しているのか

アプリのデザインと一口に言っても、ただ見た目を美しくするだけでは、アプリの魅力が伝わるとは限りません。デザインの費用はアプリを作る目的とデザイナーの工数で変わってきます。

どんなアプリを開発するのか、どんなターゲットを狙うのか、要件定義をすることで必要な工数が変わってきます。デザインも同じく、アプリの機能を発揮させるのに適切なデザインで仕上げなければならないため、目的をはっきりさせておくことが第一です。スマートフォンの端末に合わせて作ることから、Webと比べて一見簡単そうには見えるものの、 OSやバージョンの違いで開発環境や言語が異なっていたり、端末の大きさや画面のサイズに合わせて作ったりする必要があるため、 細かいところまでに考慮してデザインをしなければなりません。その他、ユーザーが実際に使ってみたときの反応を見込んで、UIやUXを意識したデザインを手掛けることも大切です。

UIデザインの制作コストはデザイナーの力量にも左右されます。また、デザインをアプリ開発会社へ依頼するか、外部のデザイナーに委託をするかによっても料金は全く異なってきます。

500万円のアプリ開発の費用を例にした場合、デザインコストにどのような違いがあるのか下記に列挙しました。

  • すべて外注
    もし企画段階から開発まで、一つの会社に外注するなら、エンジニアの工数とは別にデザイナーの工数を用意することになり、300万円以上かかることもあります。
  • デザインのみ外注
    デザインのみを制作会社に依頼する場合、相場は約100万~200万円前後で見積りしているところが多くあります。そこからプログラミング前段階のコーディング作業まで含めるとさらにプラスされることになります。
  • フリーランスのデザイナーに外注
    個人で活躍するデザイナーに発注するときは、クラウドソーシングなどのサイトである程度相場を調べることができます。しかし、会社で発注するときより低く設定していることが多いため、実際の費用の1.5倍と考えておいた方がいいでしょう。個人での作業となるため、繁忙期には納期などにも注意が必要です。

ここで注意しておきたいことは、デザイナーと呼ばれる職種がどんなデザインでも作れるのかと言われたら、そうではないということ。デザイナーの中にも技術寄りの知識に精通している人もいれば、クリエイティブに特化した人も存在します。実際にデザインを外注する際には、デザイナーの特性を知ったうえで、いくつかの会社で見積りをしてもらい、工数に適正な料金であるのかどうかを確かめておくことが重要です。

アプリのデザイン費を少しでも抑えるには

アプリのデザインが想像しているよりも費用が掛かると感じた方は多いでしょう。少しでも費用を安く抑える方法がないのか、詳しくご紹介します。

■アプリのデザインを自社で作成する

デザイン自体を会社に依頼すると費用が掛かってしまうことは自明です。となると、自分たちでアプリのデザインを作る方法はないか、と考える方もいるでしょう。近年はアプリをデザインするためのツールがたくさん存在し、無料で提供しているものもあります。これらのツールは、デザインの知識がなくても、誰でもわかりやすい操作でデザインの設計をすることができます。最初に「ワイヤーフレーム」という、アプリの方向性となる設計図をおおまかに作ります。ここで全体像を確認することができるため、アプリの開発チームの間で作業範囲を共有できることがメリットになります。おおかたアプリのデザインが決まれば、完成図に近いデザインを表現した「プロトタイプ」を作成します。実際のアプリの動きを確認し、ユーザーが使ったときの感覚を検証できるため、機能やレイアウトを細かく設定して修正することができます。

自分たちでデザインを作成した場合、外注の費用はかからないので、システム会社に依頼するよりも費用を抑えることができます。予め自分たちのデザインを用意しておくと、開発者と見積りをする際にアプリのイメージを共有することができ、スムーズにやり取りが進めることにもなります。

自分たちで作り上げるため、やりがいは大きいと言えますが、専門家でないこともあって、作業に手間と時間がかかることがデメリットといえるでしょう。

■アプリ開発ツールを活用する

アプリのデザインに時間をかけられない、という方にはアプリ開発ツールを使うことをおすすめします。アプリ開発ツールはデザインのみならず、アプリに必要な機能を取り揃えており、目的に合わせてアプリの機能をカスタマイズすることができます。開発そのものを会社に任せるよりも、自分たちのサービスに合ったアプリをたくさんの機能から選び出して作るため、簡単にアプリをデザインして作成することが可能です。

まとめ

アプリのデザイン費用は、アプリの特性や機能、デザイナーの工数によって大きく変動することがわかりましたね。デザインを外注する際には、アプリの要件定義をしっかり行い、双方でアプリのデザインの方向性を理解したうえで、見積りを取っておくことが重要です。デザインの費用を少しでも抑えるのであれば、専用のツールを用いてデザインを作成したり、アプリ開発ツールでデザインから機能を自分たちでカスタマイズして作る方法もあるので、ぜひご検討してみてください。

しかし、アプリのデザインもAIで事足りるようになってきています。UI/UXやデザインとシステムとの連携などプレイヤーが多くなる場合のプロジェクトマネジメントは、ぜひアタラキシアDX株式会社にご相談ください!