近年は技術の発展から様々なサービスが世の中に溢れています。
そしてそのおかげで昔に比べてずいぶん便利にもなりました。
続々と驚くようなアイデアのサービスや商品が話題を呼んでいますが、どのような業界であっても新規事業の立ち上げにはリスクがつきものです。
「既存のビジネスを進めながら、新規事業を構築していくにはどうすればよいか。」
そこで今回は新規事業を立ち上げたいと思っている方へ新規事業について、立ち上げ方の簡単なプロセスをご説明します。
また、新規事業立ち上げの際に利用するコンサルティングの役割やポイントも解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
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新規事業立ち上げの意味
そもそも新規事業を立ち上げる意味とは、ビジネスの多角化や業種転換などで、新しい風を吹かせることができます。
そしてこの新規事業立ち上げには複数のメリットもあります。
1つ目のメリットとしては経営上のリスク低減につながることです。
単一の事業のみの場合市場の衰退や流行の変化などで収益性が下がると会社全体の利益にも直接影響されます。
しかし新規事業を始めて複数の事業を行っておけば、もちろん大変さや難しさはありますが仮に1つの事業が悪化してももう片方の事業でカバーすることもできます。
そして2つ目のメリットとしては収益の大幅に伸ばせる可能性があるということです。
そもそも1つ目のメリットのように新規事業が保険のような役割を持つこともありますがそれ以上にその新規事業のおかげで利益を得られるかもしれません。
さらには、既存の事業と新規事業の互いのいい面が相乗効果を生み出しシナジー効果も期待できるかもしれません
新規事業を始めるプロセス
そんな新規事業を立ち上げることで得られる利益やメリットを聞くと今すぐ取り掛かりたくなりますよね。
もちろん気持ちや勢いだけでは上手くいかないのがビジネスなのでまずはしっかり段階を踏んでいきましょう。
アイデア出し
パターン1:自分たちがやりたいことをやる
新規事業を通じて自分達がやりたいことや理想の世の中に近づけたい!と考える方もいますよね。
しかし、何でもかんでも始めれば必ず成功するというわけではありません。
現在世の中は何が流行っているのか、どういう技術があるのかは調べた上で既存ビジネスから離れたものでもいいのでひたすらアイデアを出してみましょう。
パターン2:より需要に合わせる
どちらかというと新規事業の成功に重点を置きたい場合は、顧客や日々の生活の中での課題を見つけることが大切です。
そしてその課題をもとに市場から求められているものは何かまで考え解決できるアイデアを考えましょう。
パターン1よりアイデアの数は少なくなるかもしれませんが、出てくる1つ1つのアイデアについて何をどう解決できるのか説明できるような質の高いものになるでしょう。
アイデアの掛け合わせ
これらのアイデア出しに意外と苦労するかもしれません。
しかし、考えてみてください。
新規事業といっても世の中に全くないものを生み出さないといけないわけではありません。
結局は既存のものと既存のものの組み合わせにすぎません。
例えば2021年にオンライン結婚式が生まれました。
これはコロナウイルスによって大人数で集まることが難しくなったという課題解決のために、既存のzoomなどのオンライン会議システムとの組み合わせで生まれました。
そしてその進化型として海外ではzoomなどの無料サービスだと不安視される接続の問題などのトラブルを排除した円滑な結婚式になるように完璧なプランニングと進行を提供するサービスも展開しています。
これはほんの一例ですが、出したアイデアの中で既存ビジネス、つまり自社の強みや武器を掛け合わせることであらたな事業が生まれます。
事業ドメインの決定
大体のアイデアを固めることができたら次に事業を展開する領域の決定をしましょう。
ここを明確にすると取り組むべき事業内容も同時に見えてきます。
事業ドメインとは具体的な商品・サービスを基点にする物理的定義と顧客のニーズや不満を基点とする機能的定義の2種類があります。
物理的定義は事業内容がわかりやすいため従業員にも方針が伝えやすくイメージのシェアが簡単に行えます。
しかし将来的に事業の拡大や発展させることは難しいのが欠点です。
一方で、機能的定義は広く取り扱うため将来的にも商品やサービスを多角化しやすくなります。
広く取り扱う分、抽象的なものになりがちで内容は伝わりづらい一面があります。
このどちらにするかは、新規事業を通して拡大なども視野に入れているのか、将来像を意識しながら新規事業のアイデアに最適な事業ドメインを決定しましょう。
理念を明確に、分析や予測で見極める!
理念やビジョン
新規事業を成功させるためには、関係する従業員、メンバー含めて迷わず同じ方向に向いている必要があります。事業を進め完成させる過程にはいくつもの話し合いがあるでしょう。
その際に共通した明確なビジョンや理念があればその都度最適な決定を下すことができます。
また、この理念やビジョンはざっくりイメージとしたものではなく、しっかり文字化することで認識が浸透するのでおすすめです。
市場性と事業性
もちろんせっかく新規事業を展開するなら成功させたいですよね。
事業を成功させるために分析や予測もはかなり重要です。
まずは市場性で世の中にどれだけの需要があってどれくらいのお金が動くと予想できるのか。
そして事業性のどんな課題を解決しどんな人であれば買うのかということを調査しましょう。
手間や時間が少々かかってもここの分析は成功のために必要なプロセスであるため力を入れるべきでしょう。
コンサル企業選び
ではいざ発案した新規事業のアイデアが技術的に複雑で、自社が持っていないノウハウである場合は外部から得ることになります。
また、初めて取り組む領域であった場合どの企業がいいか見極めるのも難しいですよね。
とりあえずコンサルに相談?
そんな時にはコンサルティング企業に相談することをおすすめします。
もちろん自社の置かれている状況や業界に関して自社内の人間が詳しいのは事実です。
しかし自社内にいるからこそ意外と気づかないけど第三者なら気づく視点というものもあります。
自分たちでは強みと思っていなかった部分、弱みに気づいていなかった部分など提案するのがコンサルの役割なので大いに活用しましょう。
そんな新規事業を立ち上げる際のコンサルタントは業務に携わるだけではなく人材育成も任せることができます。
仮に新規事業の立ち上げが初めてだとしても何度も経験しているプロがミーティングなどにも参加しながらノウハウやマインドをメンバーに伝えることができます。
時間がないと丸投げするのではなく経験として次に活かすためにも、スキルやノウハウを蓄積するためにもコンサルが中にはいるメリットはありますね。
ITコンサルのADX
コンサルにもDXコンサル、ITコンサルと様々な種類が存在し各企業によって得意分野も異なります。
先ほどのアイデア出しの段階で新規事業のビジネスモデルを構築していくと自然とシステムやアプリ、モバイルやIoTセンサーなどが絡んできませんか?
そうです、自然とDXとなっているのです。
その場合は実際にDXに関する開発やサービスの提供を行っているコンサルの方が知識も経験も豊富です。
Ataraxia DXは「1番頼りになる社外のiT戦略部」を掲げています。
近年のITテクノロジーは想像ををはるかに超えた複雑性を持っています。
非エンジニアが考えたDX、デジタル化だけではなく専門知識の持つ者の提案するモバイル・ビックデータ・インターネット・センサー・AIなどテクノロジーやローコード開発やオフショア開発などのテクニックも合わせて活用し、新規事業成功のために手助けをします。
小さなことでもまずはお気軽にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか。
今回は新規立ち上げに関して、プロセスやメリットなどの利益や新規事業にコンサルを入れることの重要性などを解説しました。
「新規」とはいえ、既存のアイデアの掛け算だと考えるとハードルが少し下がるのではないでしょうか。
そして新規事業成功のために先行投資としてコンサルに相談するのも1つの手かもしれません。
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